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18. 買い物、日本人向け食料品店など [アメリカ生活情報]

アメリカで生活をはじめるにあたり、買い物をします。生活必需品や食料品は近所のスーパーマーケットを利用し、衣料品はモールなどで買います。日本人として欲しいものは、日本人向けのスーパーまで買い出しにいくことになります。ニューヨークの北部で生活を始めた私は以下のように買い物をしました。

<食料品や生活用品など>
ホストファミリーが住んでいたSpring Valleyの近くにはいくつかスーパーマーケットがありました。スーパーといっても日本のようにSEIYUやA-COOPといった中規模な商店が町の中にあるわけではありません。ルート59という郡を東西に貫く大きな幹線道路の脇に大きな駐車場と共にそびえ立っています。車は少なく見ても300台は駐車可能です。駐車場の奥に大きなスーパーと日曜大工用品屋さんやテイクアウトのピザ屋、中華料理屋、ファーストフード店が連なっています。場所によっては駐車場内に独立してバーガーキングやアウトバック・ステーキハウスなどが立っています。このような商業施設は、基本的にデイリーユースに関わる商店が集まっているようで、3Kmおきくらいに点在しています。よって、おそらくこれら商業施設の商範囲は周囲数キロの住人なのでしょう。

Spring Valleyには、PathmarkやShopriteといったスーパーマーケットを中心にこれら施設がありました。私がよく行っていたのは、Pathmarkで、店をゆっくり見ていると2時間くらいかかる程大きかったです。そして24時間営業なので、夜でも買い物ができるのです。ここでは、パンや卵、牛乳などを買いました。もちろん、一通り買ってみたのですが、冷凍食品は味が悪く、果物や魚介類は日本と比べるとかなり鮮度が劣ります。

<衣料品など>
衣料品は、主にモールで買いました。モールは、巨大なショッピングモールで、日本でいうAEONみたいな場所です。
衣料品の入手方法は人によってかなり異なると思います。もし、安ければいいのならディスカウントストアみたいな店でとても安く購入が可能です。Tシャツは5ドルくらいで売っています。しかし、日本人でそれなりにきちんとした格好をしたい学生の場合は、モールがお勧めです。最近では日本でも知られているGAPやBanana Republicなどがどこのモールにも入っています。これらも凄く高いわけではないので、アメリカ人の学生はこれらのブランドをよく着ています。最近ではA&Bなど、もう少しデザインの良いブランドが人気のようですが、私が学生だった頃は皆GAPを着ていました。モールでは靴や下着なども購入できます。

学生は、モールキッズと呼ばれていて、暇さえあればモールで遊んでいます。日本でいうと地方の高校生たちがAEONに行くようなものです。モールでは、ウィンドーショッピングを楽しみ、フードコートで食事をしています。中には映画館もあるので、映画を見れば1日楽しむことができるのです。

<日本食料品店>
アメリカでは、大都市の近くに必ず日本人用の食料品店があります。1990年初期のニューヨークでは、YAOHANがブームでした。それまでは大道などとても小さな店が数店点在する程度だったのですが、YAOHANは、ニュージャージーのエッジウォーターに大きな店を構えました。私がニューヨークに渡ったちょうど同時期にYAOHANはオープンしました。当時は、毎週、土日になると、北はボストン、南はワシントンDCから日本人はYAOHANを目指して集まりました。よって、週末のエッジウォーターはYAOHAN渋滞が起こっていました。日本はバブル真っただ中。沢山の日本人駐在員と留学生が押し寄せたのです。そして、日本食料品を何百ドルも購入し、そのあと、フードコートで寿司やうどんなどを食べ、紀伊国屋書店で雑誌を買って帰るのです。

私は、YAOHANにとても驚きました。アメリカでここまで徹底的に日本のスーパーを再現したことに日本人の凄さを感じたのです。そしてこんなにもおおくの日本人がニューヨーク地域に住んでいるんだというのもびっくりしました。皆高級車に乗ってきています。今にして思えば、バブルの頂点だったので、あのような特異な光景があったのでしょうが、学生だった私にはそれらがキラキラと輝いて見えたのです。

日本人たちは、ここで山のように買い物をしていましたが、私にはそんなお金はありません。私が買う商品は決まっていました。お米と味噌とマヨネーズです。これは、YAOHAN以外では購入できない商品です。そして、夏は冷やし中華を買いました。私の精一杯の贅沢でした。

2005年、YAOHANは、皆さんご存知のようにバブルと共に崩壊し倒産してしまいました。現在はMITSUWAが営業を引きついでいます。ただ、週末になっても90年代のような大混雑は起こりません。ニューヨーク近郊に住む日本人が減ったのでしょう。そのかわり韓国人のお客さんが増えたように感じます。店の周辺は90年代は空き地でしたが、今は開発が行われ住宅地や商業地として開けています。


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