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24. 1st セメスター Final Exam. [ニューヨーク州立大学]

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米国に来て初めての生活、そして初めての大学、初めての授業・・・一度に沢山の経験をしました。日本では、両親に大切に育てられ、1人で旅行などしたこともない20才前の青年が体験するにはあまりにもおおすぎる情報量、そして処理能力に、後半はかなり疲れていました。

生活自体は慣れてきて、ホストファミリーとも大分仲良くなれてきたので、それだけは良かったのですが、授業、特にBusiness 101は、とても大変でした。実は勉強自体はそれほどでもなかったのですが、日本人がアメリカ人に混じって授業を受けるストレス、そして指される恐怖に、精神的な不安が重なり、とても辛かったのです。他の授業は、外国人のためのクラスだったため、先生はとてもわかりやすい英語で話してくれました。しかしレッカー教授は、もの凄い勢いで授業を進めるのです。途中で何度もドロップアウトを考えました。この学校の決まりでは、ミッドタームの成績が悪い場合は、後半が始まる頃までに、自主的にクラスを去る権利が与えられていました。この時期までに自己申告すると、はじめからクラスを取っていなかったことになり、成績には履歴が残らないのです。その代わり、このタイミングを逃すと、成績はどんなに悪くても記録に残ってしまうのです。

正に「Point of No Return」戻れない日があるのです。ラッキーなことにミッドターム試験の成績が意外と良かった私は、このクラスを最期までやり遂げようと決意しました。ファイナル試験で、ある程度の成績を取れば、良い記録が残せると思いました。

しかし、世の中そんなに甘いものではありません。ミッドタームを過ぎると、一気に内容が難しくなっていきました。そして、先生は下を向いている私を容赦なく指すのです。時には先生の質問内容がさっぱりわかりませんでした。でももう後戻りはできません。しかもファイナル試験で悪い点を取ると、それがその後の学生生活を引っ張るのです。これはなんとしてでも食い止めなければいけません。

この後、3年半の学生生活を苦しい状況に追い込みたくないですし、初めてのセメスターが一番簡単なはずですから、ここでC以下を取るわけにはいかないのです。

他のクラスは、なんとかなりそうです。私は、毎日Business 101の勉強ばかりしました。そして、ファイナル・エクザムが近づいてきたのです。

テストは、さっぱりしたものです。時間になったら試験会場に行き、時間内にテストを受けるのです。結果は、教授の部屋の前に1週間後に張り出されます。

私は、宿題もきちんと提出し、授業には必ず出席し、予習・復習も欠かせませんでした。自分なりには頑張ったつもりですが、アメリカの大学は、そんなことは考慮してくれません。テスト結果が全てなのです。

結果、私はテストで高得点を取りB+でBusiness101を終了しました。とりあえずホッとしましたが、有名大学にトランスファー(転校)する場合は、州立大学で全ての教科の平均をA-以上にキープしないといけないので、もう少し頑張るべきでした。でも他の教科はAかA+だったので、とりあえず、初めてのセメスターは満足できる結果となりました。

セメスターが終わると、早速4月からのセメスターが始まります。私にとっての2nd セメスターです。
学校でできた友達に聞いたり、Student Unionに行ったりして、どんな教科を取ればいいのか調べました。

そして、英語のテストで語学学校を卒業するという目的のため、改めて正規の生徒になるための英語能力試験を受けました。試験に合格すれば、Full Timeで大学の生徒となり授業が自由に受けられるようになります。私にとっては早くFull Time Studentになり一刻も早く、この大学を卒業したかったのです。何故なら親に高い授業料を払わせているからです。早く卒業することが私に出来る唯一の親孝行でした。

しかし・・・・・
残念ながら、英語の試験はパスできませんでした。来セメスターも週に3時間程、留学生用の語学学校に通わねばなりませんでした。
英語力は一生私を苦しめていますが、これが真の英語地獄の始まりだったような気がしています・・・

2017.01.11 Rev.

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