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30. ワシントンD.C.へ 2 [旅行]

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長い長い橋を渡ると、そこはNorfolkという街でした。結構大きな港町で海軍の基地があるようでした。
私は、この辺りで一泊しようと思い、高速道路沿いの街に降り立ちました。
そして、洒落た感じのモーテルを見つけました。この頃はホテルを予約するという技をしらなかったので、適当に決めたのです。日が暮れかかっていたのでここが今日の限界です。
夜に車を走らせるのは、とても危険だと何人もの人に注意されていたのでタイミング的には良かったと思います。
ホテルでは、夜遊びに行かない方がよいと言われました。まだ人種偏見があるし、この辺りは南部なのので気をつけるに超したことはありません。早速、チェックインして食事をして早めに寝てしまいました。

翌日は、朝ホテルを出発。Baltimoreを通り、ワシントンD.C.に到着しました。なんと美しい街でしょう。私はストリップ近くのラマダホテルにチェックインし、早速観光をして回りました。
ジョージ・ワシントンが暗殺された劇場、FBI、ホワイトハウスなどを見て回りました。私が一番行きたかったのはスミソニアン博物館です。その中でも航空宇宙博物館が一番楽しみでした。いくつかのスミソニアンを見て回り、いよいよ航空宇宙博物館です。期待を裏切らない展示物に感激し、くだらないお土産まで購入し大満足の1日でした。

次の日もワシントン観光です。アーリントン国立墓地など郊外を見て回り、午後D.C.を出発しました。
帰路は、95号線を北に向かいます。ワシントンを出てしばらくすると夕方になったので、Wilimington近辺で一泊しました。この街は本当に何もないところで、インターチェンジを降りるとそこには数件のモーテルと数件のレストランがあるだけです。
地元のレストランに入るのは気が引けました。昔映画で、よそ者がバーに入ると地元衆が露骨に嫌な顔をする場面を見ていたからです。ということで、デニーズを発見したので入りました。店に入るとテーブルに通されます。席について待っていると、10分経っても20分経ってもメニューを持ってこないのです。これでは注文もできません。よく見るとこのレストランは2つの大きな部屋があり、我々のいないほうの部屋ではお客さんが沢山いて店員が働いているのがみえました。忙しいのかなあと思ってよく観察してみて愕然としました。我々のいる部屋は、有色人種ばかりなのです。そしてもうひとつの部屋は白人ばかり。だからサービスが悪いのです。私は、席を立ち混んでいる方の部屋に行きメニューがほしいと告げました。すると店員がメニューを持ってきたのです。オーダーにも時間がかかりそうだったので、店員を引き留め、直ぐに注文をすませました。1989年になってもまだ人種差別があるなんてとても驚かされました。そしてかなり待たされ注文した食事が出てきました。私はとても嫌な思いをしました。おそらく法律があるので、こちらから動けば彼らは渋々ですが動いてくれます。法に触れない範囲で差別をする程度なのでたいしたことではないのかもしれませんが、自分では絶対に人種差別はしないとこのとき決意しました。それ以降、私は一度も人種差別をしたことははりません。自分が差別する側の人には絶対になりたくありません。今後も私が死ぬまでこのポリシーは貫くつもりです。

旅の最終日は、一気にニューヨークまで走りました。フィラデルフィアを過ぎるとニュージャージーに入りとてもほっとしました。もう家はすぐ近くです。そしてあっという間に到着しました。

アメリカに来て、ここまで長期間旅行をしたことはありませんでした。とても疲れましたが観光もでき、人種差別にもあい、密度の高い旅行となりました。
若い自分にとって、とても刺激的だったので、今後も車でいろいろなところに行こうと思いました。



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